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スーツのズボンがお尻に食い込む原因と直し方【試着のコツ】

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スーツのパンツ(ズボン)の後ろ姿

「スーツのズボンがお尻に食い込んで、仕事中も気になる」
「なぜか自分のズボンだけ、お尻がきつい」

結論からお伝えすると、スーツのズボンがお尻に食い込む一番の原因は、「股上」「お尻まわり(ヒップ)」「太もも(ワタリ)」のサイズが体に合っていないことです。手持ちのズボンは、お直しで食い込みを軽くできることがあります。次に買うときは、試着での確認方法と、パンツだけサイズを変えられる買い方を知っておくと、食い込みに悩まなくなります。

この記事を読むとわかること

スーツのズボンがお尻に食い込む原因、周りからの見え方、放置するリスク、お直しで直せる部分と注意点、食い込まないズボンの選び方・買い方がわかります。

数千人以上のお客様のスーツ・シャツの採寸に携わってきた実務経験から、試着で見落としがちなポイントも含めて解説します。

スーツのズボンがお尻に食い込む原因

スーツのズボンの後ろポケットとお尻まわり

お尻に食い込む原因は、ズボンの「股上」「ヒップ」「ワタリ(太もも)」のどこか、または複数のサイズが体より小さいことです。

お尻に食い込む主な原因
原因の部分 起きやすい人
股上(ウエストから股までの長さ)が浅い 細身・タイトなスーツを着ている人
ヒップ(お尻まわり)がきつい ウエストは細いが、お尻がしっかりしている人。スポーツ経験のある人
ワタリ(太ももまわり)がきつい 太ももががっしりしている人。生地が太ももに引っ張られ、お尻に食い込む

ウエストがちょうどでも、お尻や太ももだけがきつい、ということはよくあります。特に、細身でタイトなスーツは股上が浅く、お尻や太ももも細く作られているので、下半身がしっかりした人ほど食い込みやすくなります。

前は大丈夫だったのに、急に食い込むようになった場合

同じズボンが急に食い込むようになったときは、体型の変化が考えられます。体重が少し増えただけでも、お尻や太ももまわりがきつくなり、食い込みの原因になります。また、ベルトの位置が以前より下がり、ズボンを腰の低い位置ではいている場合も、股上が足りなくなって食い込みやすくなります。

お尻の食い込みは、周りからどう見える?

お尻にズボンが食い込んでいるスーツ姿

お尻に食い込んだズボンは、周りから「窮屈そう」「サイズの合っていないズボンを無理にはいている」と見られやすく、良い印象にはなりません。

細身のスーツはジャケットの丈も短めなので、お尻が隠れず、食い込みが目立ちます。特に、階段を上るときや、かがんだときは後ろから丸見えです。脚をすっきり見せたくて細身を選んだのに、食い込みで窮屈な印象になっては本末転倒です。

お尻の食い込みを放置するとどうなる?

スーツのズボン

食い込んだまま着続けると、縫い目に負担がかかり、ズボンが破れる原因になります。

サイズが小さいズボンは、股や太ももの縫い目、後ろポケットのふちに常に力がかかっています。その状態でしゃがんだり、ポケットに物を入れたりすると、縫い目がほどけたり、生地が破れたりします。

縫い目に負担がかかって破れたスーツのズボン

縫い目がほどけただけなら直せますが、生地まで破れると、直しても跡が残り、修理代も高くなります。食い込みに気づいたら、破れる前に対処するのが安心です。

自転車通勤などで、股の部分がこすれて破れやすい方は、こちらの記事も参考にしてください。

スーツで自転車に乗ると股が破れる原因と5つの対策

お尻の食い込みはお直しで直せる?

グレーのスラックス

原因の部分を広げるお直しで、食い込みを軽くできることがあります。ただし、広げられる幅には限りがあります。

ズボンには、サイズを広げるための「縫い代(ぬいしろ)」が内側に残されていることが多く、その範囲でお直しができます。

食い込みを軽くするお直し
お直しの部分 内容 注意点
ヒップ(お尻まわり) お尻まわりを広げる 縫い代に限りがあり、大きくは広げられない。ウエストも一緒に広げる必要があることが多い
ワタリ(太もも) 太ももまわりを広げる 縫い代の範囲までしか広げられない
股上 股上を深くする 技術が必要で、お店によっては対応できない。料金も高めになりやすい

料金はお店や生地によって大きく変わります。参考までに、お直し店の例では、ズボンのウエストの詰め・出しが2,750円(税込)〜となっています。ヒップやワタリ、股上のお直しは、ズボンの作りによって見積もりが変わるので、必ず事前に確認しましょう。

素材による注意点:ウールの生地は、広げた跡が目立ちにくい一方、綿(コットン)の生地は、もとの縫い目の跡が残ることがあります。

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お直しはどこでできる?

ズボンを買ったお店か、お直し専門店(リフォームショップ)でお願いできます。買ったお店のほうが料金が安いこともありますが、遠い場合や、接客が気になる場合は、近くのお直し専門店に持ち込むのも手軽です。

見落としがちな失敗:試着で「立ったまま」しか確認しない

採寸の現場で多いのが、試着室で立った姿だけを見て、ズボンを決めてしまう失敗です。

お尻の食い込みは、立っているときより、座ったとき、しゃがんだとき、階段を上るときに起きやすくなります。立った状態ではちょうど良く見えても、座ると股上が足りずにお尻に食い込む、ということがよくあります。

  • 試着室で座ってみる:椅子があれば座り、お尻や股に食い込まないか確かめましょう。
  • 軽くしゃがんでみる:お尻や太ももが突っ張らないか確認します。
  • いつもの位置でベルトを締める:普段と同じ高さではいて確認しないと、股上の過不足がわかりません。

お尻に食い込まないズボンの選び方・買い方

スーツ姿の男性

食い込みを防ぐには、ジャケットとは別に、ズボンを自分の下半身に合わせて選べる買い方をするのが近道です。

お尻に食い込まないズボンの買い方
買い方 向いている人 注意点
オーダースーツ ジャケットは細身にしたいが、ズボンはお尻や太ももにゆとりがほしい人 仕上がりまで時間がかかる
セットアップ(上下別サイズ) すぐに欲しい、試着して決めたい人 取り扱う店や種類が少ないことがある
買うときにお直しする 少しだけ広げれば合う人 広げられる幅に限りがある。限界まで広げると、体型が変わったときに直せない
単品のズボンをワンサイズ上で買う ジャケパンやオフィスカジュアルで着る人 膝や裾も太くなる。ウエストは詰めて調整する

ジャケットは細身、ズボンはゆとりを持たせたいなら「オーダー」

オーダースーツなら、ジャケットは体に沿ったすっきりしたサイズにしながら、ズボンは股上やお尻まわり、太ももにゆとりを持たせ、膝から下は細くする、といったサイズの調整ができます。お尻が食い込みやすい体型の方ほど、オーダーのメリットが大きくなります。

手持ちのスーツに合わせてズボンだけ作るのは注意が必要

ズボンだけを単品で作れるオーダー店もありますが、手持ちのスーツのジャケットに合わせるためにズボンだけを作るのは、おすすめしません。

同じ生地の名前でも、作られた時期(ロット)によって色や風合いが微妙に違うことがあります。さらに、着ていたジャケットは、日光やクリーニングで少しずつ色があせたり、生地の質感が変わったりしています。新しいズボンと並べると、上下で色や艶が微妙に違い、スーツとしてちぐはぐに見えてしまうことがあるのです。

食い込みを解消するための選び方
状況 おすすめの方法
今のズボンが少しだけきつい お直しでヒップやワタリを広げる
お直しでは広げきれない、スーツとして上下そろえて着たい 体に合わせて新しいスーツを作る。長く着たいならスペアパンツを付けてツーパンツに
ジャケパンやオフィスカジュアルで、ジャケットと違う色のズボンを合わせる ズボンだけを単品で作る

スーツとして着るなら、食い込みを直すのを機に、上下とも体に合わせた新しいスーツを作るのもひとつの方法です。ジャケットとズボンを同じ生地で一緒に作れば、色や質感の違いを気にする必要がありません。お尻が食い込みやすい方は、スペアパンツを付けてツーパンツにしておくと、ズボンへの負担も分散できます。

単品のズボンは、ジャケットと違う色を合わせるジャケパンスタイルや、オフィスカジュアルで使うのがおすすめです。オフィスカジュアルの職場なら、お尻や太ももにゆとりのあるワイドスラックスも、食い込みにくく快適な選択肢です。

ワイドパンツはオフィスカジュアルでOK?メンズの選び方と着こなし

店舗でプロに採寸してほしい方は「オーダースーツSADA」

全国に店舗があり、スタッフに直接採寸してもらえるオーダースーツ店です。一人ひとりの型紙を作るフルオーダーなので、お尻や太ももががっしりした体型にも合わせやすいのが強みです。採寸のときに「お尻が食い込みやすい」と伝えれば、股上やヒップのゆとりを相談しながら決められます。スーツは初回21,780円(税込)から作れ(初めての方限定・対象生地のみ)、スペアパンツを付けてツーパンツにすることもできます。ジャケパン用にパンツ単品を作る場合は、29,150円(税込)からが目安です(生地によって異なり、オプションは別料金です)。

注意点:来店が必要です。仕上がりまで約1か月かかります。

▼ お尻や太もものゆとりを、店舗でプロに相談しながら作るならこちら
オーダースーツSADA

店に行かずに作りたい方は「Suit Ya」

ネットで注文が完結するオーダースーツ店で、スーツは29,800円(税込)から作れます。スペアパンツを付けてツーパンツにでき、ジャケパン用のパンツ単品も注文できます。

注意点:店舗がないため試着はできず、自分で採寸する必要があります。お尻まわりや太ももは自分で測るのが難しい部分なので、案内の動画どおりに丁寧に測りましょう。初回の1着目には、お直し店でのお直し費用を次回使えるクーポンで補填する「ジャストサイズ保証」がありますが、現金の返金ではありません。

▼ 店に行かずに、ネットで体に合ったスーツを作るならこちら
オーダースーツ・シャツをネットで注文|高品質・サイズ保証【Suit ya】

※価格は2026年10月時点の情報です。最新価格は必ず公式サイトでご確認ください。

お尻の食い込みのよくある質問

Q. ズボンがお尻に食い込むのはなぜですか?


ズボンの「股上」「ヒップ(お尻まわり)」「ワタリ(太もも)」のどこかが、体より小さいことが主な原因です。ウエストがちょうどでも、お尻や太ももだけがきついと食い込みます。

Q. 太ってからズボンが食い込むようになりました。


体重が少し増えただけでも、お尻や太ももまわりがきつくなり、食い込みの原因になります。縫い代が残っていれば、お直し店でヒップやワタリを広げられることがあります。

Q. お尻の食い込みはお直しで直せますか?


ヒップやワタリ、股上を広げるお直しで、食い込みを軽くできることがあります。ただし、広げられるのは内側の縫い代の範囲までで、股上のお直しは対応できないお店もあります。料金は事前に確認しましょう。

Q. 手持ちのスーツに合わせて、ズボンだけ新しく作れますか?


ズボンだけを単品で作れるオーダー店もありますが、同じ生地でも作られた時期で色や風合いが違ったり、着ていたジャケットの色があせていたりして、上下がちぐはぐに見えることがあります。スーツとして着るなら、上下とも新しく作るのがおすすめです。

Q. 女性のパンツスーツの食い込みも同じ原因ですか?


基本的な原因は同じで、股上やお尻まわり、太もものサイズが体に合っていないことです。試着のときに座ったりしゃがんだりして、食い込まないか確かめるのが大切です。

まとめ|お尻の食い込みは「サイズ」が原因。試着と買い方で防げる

スーツのズボンのお尻の食い込みのまとめ

  • お尻の食い込みの原因は、股上・ヒップ・ワタリのサイズが体に合っていないこと
  • 急に食い込むようになったら、体型の変化やベルトの位置を確認する
  • 放置すると縫い目に負担がかかり、破れの原因になる
  • お直しで広げられるが、縫い代の範囲まで
  • 試着では、座る・しゃがむまで確認する
  • お直しで広げきれないなら、上下とも体に合わせた新しいスーツを作るのもひとつの方法。手持ちのジャケットに合わせてズボンだけ作ると、色や質感がずれることがある

お尻や太ももにほどよいゆとりのあるズボンなら、長く座る日も、外回りで歩き回る日も、食い込みを気にせず仕事に集中できます。

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HIRO

アパレル・スーツ販売歴15年以上。高級ブランドでの営業・店舗責任者を経て、現在は有名セレクトショップの責任者として活躍。 年間1億円の個人売上を達成するなど、エグゼクティブ層から新入社員まで累計数千人のビジネスマンの体型の悩みと直接向き合ってきました。 現場の最前線で培った「忖度なしのリアルな知識」と「プロの視点」で、サイズ選びで決して失敗させず、大人の品格を格上げするスマートな着こなしやブランド情報を**発信(ご提案)**します。

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