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スーツを買う際、「いったいどこで、どのブランドを選べば良いのか」と迷われる方は少なくありません。せっかくなら安心感のある百貨店で仕立てたいと足を運んでも、無数に並ぶブランドと重厚な雰囲気に気後れしてしまうこともあるでしょう。
「どこのブランドに入ればいいかわからない」という不安を抱えるスーツ難民の方へ向けて、本記事では15年以上にわたり数千人のお客様のフィッティングに向き合ってきたプロの視点から、百貨店の主要スーツブランドを徹底解説します。
さらに記事の後半では、ブランドの知名度以上にあなたの品格を格上げする「スマートな選択肢」もご紹介しています。ご自身のビジネススタイルを確立するための道標として、ぜひご活用ください。
百貨店のスーツはなぜ選ばれる?購入前に知るべきプロの常識
百貨店には独自の魅力がある一方で、事前に知っておくべき注意点も存在します。ここでは、百貨店でスーツを購入するリアルな実情を紐解いていきます。
百貨店スーツを選ぶメリットとデメリット
まずは、百貨店のスーツフロアで買い物をすることのメリットとデメリットを整理しておきましょう。
- - メリット1:上質な生地と洗練されたデザインが揃っている
- - メリット2:有名ブランドを着ているという心理的な自信につながる
- - メリット3:落ち着いた空間で、知識豊富なスタッフの接客を受けられる
- - デメリット1:価格帯が高く、予算オーバーになりやすい
- - デメリット2:既製品のため、体型によってはサイズのお直しに限界がある
- - デメリット3:フロアの敷居が高く、店舗に入りづらい雰囲気がある
このように、空間の質やステータス感が得られる反面、価格とサイズ感において妥協が必要になるケースも少なくありません。ご自身の求める価値がどこにあるのかを、あらかじめ明確にしておくことが大切です。
「高いブランド=似合う」ではない?フィッティングの真実
長年現場に立ってきた経験からお伝えしたいのは、「どんなに高価なブランドスーツであっても、ご自身の体型に合っていなければ魅力は半減してしまう」ということです。
10万円以上の素晴らしい生地を使ったスーツでも、肩幅が落ちていたり、着丈が長すぎたりすれば、ジャストサイズで着こなしている3万円のスーツよりもだらしなく見えてしまうことがあります。スーツの美しさは「ブランド名」ではなく「サイズ感」に宿るという事実を、ぜひ知っておいていただきたいポイントです。
【スタイル別】百貨店のおすすめスーツブランド徹底比較
ここからは、百貨店でよく目にする主要ブランドをスタイル別にご紹介します。インポートブランドは欧米人の骨格向けに作られていることも多いため、ご自身の体型や好みに合わせて選ぶ指標にしてみてください。
日本人の体型を熟知した「国内・王道ブランド」
まずは、日本人の骨格に合わせて作られた、安心感と信頼感のある国内ブランドです。「着られている感」が出にくく、誠実な印象を与えたいビジネスシーンに非常に適しています。
<gotairiku - 五大陸>
オンワード樫山が展開する日本ブランドです。英国、フランス、イタリア、アメリカの良さを日本の繊細な仕立てで表現しています。バリエーションが豊富で、自分に合う価格帯を見つけやすいのが魅力と言えます。
・価格目安:おおよそ¥70,000ほど〜
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【gotairiku-五大陸】スーツの評判・人気は?五大陸の良さ・特徴をご紹介。
※本ページにはプロモーシ} ...
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<D'URBAN - ダーバン>
1970年誕生の、ビジネススーツの「正統派」とも呼べる存在です。トレンドに流されない落ち着いた大人の雰囲気を演出でき、長く愛用できる一着が見つかります。
・価格目安:おおよそ¥88,000ほど〜
<NEWYORKER - ニューヨーカー>
ベーシックでありながら、着心地や耐久性にこだわったトラディショナルスタイルを提案しています。日本人に多い「なで肩」を考慮した作りになっており、体型にお悩みの方にもおすすめです。
・価格目安:おおよそ¥63,000〜
<TAKEO KIKUCHI - タケオキクチ>
日本の伝統的な職人技と国際的なトレンドを融合させたブランドです。多様なシルエットを用意しており、スタイリッシュでありながら心地よい着心地を提供してくれます。
・価格目安:おおよそ¥66,000ほど〜
<RING JACKET - リングヂャケット>
1954年創業の国内随一のファクトリーブランドです。「注文服のような着心地の既製服」を目指しており、ノーパッドで軽く、イタリアのスーツに近い柔らかな仕立てがファッション感度の高い層から支持されています。
・価格目安:おおよそ¥176,000ほど〜
国内ブランドは、どのようなビジネスの現場でも浮くことのない「間違いのない選択」と言えるでしょう。
※価格は公式オンラインストアを参考にしています
※価格はシーズン、時期によって変わることがあります。詳しくは店舗、公式オンラインストアを確認ください
堅牢で男らしい「アメリカントラッド」
続いては、ボックス型のシルエットや、かっちりとした堅牢な作りを好む方におすすめのアメリカ発祥ブランドです。体格が良い方や、スポーツをされていて肉付きが良い方によく似合います。
<Brooks Brothers - ブルックス・ブラザーズ>
アメリカン・クラシック・スタイルを代表する歴史あるブランドです。歴代のアメリカ大統領にも愛されてきました。ゆとりのあるボックス型のシルエットが特徴です。
・価格目安:おおよそ¥108,000ほど〜
<Ralph Lauren - ラルフローレン>
アメトラの王道とも言えるブランドです。英国の伝統スタイルをアメリカ流にアレンジし、機能性とカジュアル感を取り入れています。エレガントな「パープルレーベル」から「ポロ」まで幅広く展開しています。
・価格目安:パープルレーベル おおよそ¥458,700ほど〜 / ポロレーベル おおよそ¥165,000ほど〜
<J.PRESS - ジェイプレス>
アメリカントラッドに忠実なモノ作りを行っているブランドです。「成功者の証」とも呼ばれ、飽きのこないデザインと時代に合った程よいトレンド感を併せ持っています。
・価格目安:おおよそ¥84,700ほど〜
<Paul Stuart - ポールスチュアート>
ニューヨーク発祥でありながら、ブリティッシュを基調とした「コンテンポラリー・クラシック」を提案しています。凛々しく、落ち着いた大人の雰囲気を演出したい方に適しています。
・価格目安:おおよそ¥121,000円〜
<Theory - セオリー>
シンプルでモダン、無駄のないデザインが特徴です。現代のライフスタイルに合わせた機能性を持ち、ビジネスシーンからオフィスカジュアルまで幅広く対応できます。
・価格目安:おおよそ¥96,800〜
アメリカントラッドのスーツは、堂々とした風格と誠実な印象を相手に与える力を持っています。
※価格は公式オンラインストアを参考にしています
※価格はシーズン、時期によって変わることがあります。詳しくは店舗、公式オンラインストアを確認ください
色気と洗練を纏う「ヨーロッパ(英・伊・独)ブランド」
最後は、生地の滑らかさや、体の曲線に沿う色気のあるシルエットを得意とするヨーロッパのブランドです。洗練された印象や、華やかさをプラスしたい場面で活躍します。
<Loro Piana - ロロピアーナ>
イタリアが世界に誇る最高峰の生地メーカーであり、プレタポルテ(既製服)ブランドとしても至高の存在です。最高級のカシミヤや極細のウールなど、他では味わえない圧倒的な生地の艶と極上の肌触りは「一度着ると戻れない」と言われるほど。本物を知るエグゼクティブ層にふさわしい、究極のラグジュアリーブランドです。
・価格目安:おおよそ¥852,500ほど〜
<ZEGNA - ゼニア>
イタリアを代表するブランドであり、世界屈指の生地メーカーでもあります。自社生産のハイクオリティな生地を使用したスーツは、シンプルでありながら圧倒的なエレガントさを放ちます。
・価格目安:おおよそ¥764,500〜
<Belvest - ベルベスト>
「マシンメイドの最高峰」と称されるイタリアの超名門ファクトリーブランドです。かつて世界的ハイブランドのスーツ生産を請け負っていたことでも知られています。副資材を極力省き、芯地を最小限に抑えながらも立体的で美しいシルエットを描く技術は圧巻。軽やかでエレガントな着心地は、まさに芸術品です。
・価格目安:おおよそ¥308,000ほど〜
<ETRO - エトロ>
個性的で色彩豊かなデザインと、イタリアブランドらしいシャープなシルエットが特徴です。伝統とトレンドのバランスが取れており、華やかな場にも映えるデザインが魅力です。
・価格目安:おおよそ¥434,500前後〜
<LARDINI - ラルディーニ>
数々のハイブランドの生産を請け負ってきたイタリアのファクトリーブランドです。ラペルに付く花のブートニエールがアイコンで、軽さとモダンなエッセンスが融合しています。
・価格目安:おおよそ¥246,400円〜
<TAGLIATORE - タリアトーレ>
イタリア語で「裁断士」を意味するブランド名が示す通り、卓越したカッティング技術による美しいシルエットが特徴です。ラルディーニと並んで現在のイタリアンテーラードを牽引する存在であり、男の色気を引き出すグラマラスなウエストの絞りや、ややエッジの効いたデザインが、ファッション感度の高いビジネスマンから絶大な支持を得ています。
・価格目安:おおよそ¥163,900ほど〜
<BOSS - ボス>
ドイツ発祥のブランドで、モダンでスリムなシルエットが特徴です。体にフィットするデザインでありながら快適さを保ち、スタイリッシュで現代的な印象を与えてくれます。
・価格目安:おおよそ¥92,400ほど〜
<dunhill - ダンヒル>
伝統的なブリティッシュスタイルを基にしたイギリスブランドです。実用性と男性らしさのバランスが取れており、上品で時代を超えて愛されるデザインを展開しています。
・価格目安:おおよそ¥350,000ほど〜
<PAUL SMITH - ポールスミス>
イギリスの正統派デザインに独特の世界観をミックスした「ひねりのあるクラシック」が特徴です。裏地に使用される花柄やマルチストライプなど、遊び心のある軽やかな雰囲気が楽しめます。
・価格目安:おおよそ¥88,000ほど〜
<MACKINTOSH LONDON - マッキントッシュ ロンドン>
英国の伝統と現代のスタイルを融合させたブランドです。かっちりとした英国らしいモデルから、ジャージ素材のセットアップなど、現代の多様なビジネスシーンに対応するアイテムを揃えています。
・価格目安:おおよそ¥132,000前後〜
<Timothy Everest - ティモシーエベレスト>
英国の伝統技術とモダンなデザインを合わせた「Modern British Tailored」を提案しています。シンプルでありながら色気のある、スタイリッシュなブリティッシュスーツです。
・価格目安:おおよそ¥148,500ほど〜
ヨーロッパのブランドは、着る人の個性を引き立て、ビジネスシーンに華を添えてくれる心強い味方となります。
※価格は公式オンラインストアを参考にしています
※価格はシーズン、時期によって変わることがあります。詳しくは店舗、公式オンラインストアを確認ください
失敗しない百貨店スーツの選び方と買い方のコツ
数あるブランドの中から自分の一着を見つけるためには、買いに行く場所や時期の選び方も重要になります。ここでは、実店舗へ足を運ぶ際の具体的なポイントをお伝えします。
初心者は「大型百貨店のメンズ館」を狙うべき理由
初めて百貨店でスーツを選ぶなら、規模の大きな百貨店(東京なら新宿伊勢丹メンズ館、大阪なら阪急メンズ館など)へ行くことをおすすめします。
ブランド数が豊富で比較がしやすく、一度に多くのテイストを体感できるからです。フロア全体の活気もあるため、小さな店舗よりも比較的気後れせずに入店できるというメリットもあります。
恥をかかないための予算目安
「いくらくらい用意しておけば良いのか」は誰もが気になるポイントでしょう。
結論から申し上げますと、百貨店でブランドスーツを見るのであれば、おおよそ「100,000円」を基準に考えておくと選択の幅が大きく広がります。予算に余裕を持たせておくことで、接客を受ける際にも堂々と希望を伝えることが可能です。
セール時期(夏・冬)の狙い目と「よくある落とし穴」
高品質なスーツを少しでも安く手に入れるなら、セール時期(夏は7月中旬頃〜、冬は12月末〜1月初旬頃〜)を狙うのも一つの手です。おおよそ30%ほどの割引が期待できます。
しかし、知っておくべきデメリットもあります。
「紺無地やグレー無地など、ビジネスで最も使えるベーシックなスーツはセール対象外になりやすい」という点です。また、ご自身のサイズが売り切れていることも多いため、「良いものがあればラッキー」というスタンスで臨むのが賢明です。
スーツ販売のプロが語る。ブランドネームより「サイズ感」に投資せよ
ご自身の予算に合い、着用して気分が高揚するのであれば、百貨店でブランドスーツを買うのは素晴らしい選択です。しかし、数多くのお客様を見てきたプロとして、これからの時代のスマートな選択肢にも触れておきたいと思います。
既製品の限界。あなたの体型は「平均」ではない
既製品のスーツは、あくまで統計上の「平均的な体型」に向けて作られています。
しかし、人間の体は「肩幅が広い」「太ももが太い」「ウエストが細い」など、誰もが少しずつ異なる個性を持っています。既製品のブランドスーツで、あなたの身体にしっくりと馴染む一着に出会える確率は、実はそれほど高くありません。
賢いビジネスマンは「オーダースーツ」へ移行している
そこで私が強くおすすめしているのが、高級ブランドの既製品と同じ、あるいはそれ以下の価格で、自分の体型にしっかり合わせて作る『オーダースーツ』という合理的な選択です。
体に合ったスーツは、シワが出にくく、スマートで清潔感のある印象を相手に与えます。「スーツのサイズが合わない」と悩むスーツ難民の方こそ、ブランドのロゴではなく、自身のシルエットを美しく見せることに投資すべきなのです。
採寸の不安なし!百貨店クオリティを叶えるおすすめオーダースーツ2選
「オーダーは採寸が難しそう」「店舗に何度も行く時間がない」と感じる方のために、現代のライフスタイルに合ったスマートなオーダースーツブランドを2つ厳選しました。ご自身の状況に合わせて選んでみてください。
自宅で完結。お気に入りスーツを送るだけ【Suit Ya】
ネット専業で高品質とコストパフォーマンスを両立させたオーダー店です。最大の魅力は「採寸代行システム」。お手持ちの一番サイズが合っているスーツを箱に入れて送るだけで、プロが寸法を読み取り、同じサイズ感で新しいスーツを仕立ててくれます。忙しくて店舗へ行く時間がない方に最適です。
\ お手持ちのスーツを送るだけで上質な一着が完成 /
自己流の採寸で失敗するリスクがなく、自宅にいながら百貨店に引けを取らない品質のオーダースーツが手に入ります。
初回はプロにお任せ。店舗採寸で安心の【SADA】
「最初はやはりプロに直接測ってもらいたい」という方は、全国に実店舗を展開するSADAをおすすめします。プロスポーツチームの公式スーツも手掛ける確かな技術で、一人ひとりの体型のクセ(なで肩やスポーツ体型など)を捉え、最適な型紙を作成してくれます。
\ 体型の悩みを直接相談。安心の店舗採寸へ /
一度店舗で採寸データを登録してしまえば、2着目以降はスマートフォンから生地を選ぶだけで簡単に注文できるようになるため、長期的な視点で見ても非常に利便性の高いサービスです。
まとめ:勝てる装いを手に入れよう
百貨店には、長い歴史と確かな技術を持つ素晴らしいスーツブランドが数多く揃っています。お気に入りのブランドを見つけ、上質な生地に身を包む高揚感は、ビジネスに対するモチベーションを確実に引き上げてくれるでしょう。
しかし同時に、ビジネスにおける第一印象を決定づける最も重要な要素は「身体に無理なくフィットした美しいシルエット」であることを忘れないでください。
百貨店で憧れのブランドスーツを手に取るか、それともご自身の体型に合わせてパーソナライズされたオーダースーツを仕立てるか。本記事が、皆様の魅力を最大限に引き出す道標となれば幸いです。




