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オフィスカジュアルに「ニット」はあり?なし?
秋冬の定番アイテムとして人気のニット。職場によっては「ラフすぎる」「清潔感がない」と感じられることもあります。
本記事では、オフィスで浮かないニット選びのポイント、避けるべきNG例をご紹介。
ビジネスシーンのオフィスカジュアルでも好印象を与えるニットコーデを知りたい方は必見です。
■この記事を書く筆者のプロフィール
現役販売員
スーツ・ビジネスファッション販売歴15年以上
オフィスカジュアルにニットはOK?まずは基本をチェック
「オフィスカジュアルにニットはOK?」「職場で着ても浮かない?」そんな疑問を持つ人は多いはずです。
結論から言うと、正しく選べばニットはオフィスでも十分“アリ。ただし、素材・形・色の選び方を間違えるとビジネスシーンではNG。部屋着感が出てしまうため注意が必要です。
ニットがオフィスカジュアルで好まれる理由
実は、多くの企業がニットをオフィスカジュアルとして容認しています。その理由は以下の3つ。
■1. きちんと感と親しみやすさの両立
■2. 季節を問わず快適に着られる
■3. シンプルで合わせやすいデザイン性
会社や業界によって「OK/NG」が変わるポイント
「ニットが許されるか」は、会社や業界のドレスコードによって差があります。
■金融・法律系など、フォーマル度が高い業界
ジャケット必須の会社では、ニット単体よりジャケットのインナーとして使うのが安全。無地・ハイゲージ・落ち着いた色味が鉄則です。
■IT・クリエイティブ業界など、カジュアル度が高い職場
ニット単体でもOK。色味や編み方に少し遊び心を出しても良いですが、過度なデザインやボリュームニットは避けるのがベター。
■接客・営業職など、人と直接会う仕事
第一印象を重視して、清潔感と上品さを意識した選び方を。ヨレや毛玉があるニットは絶対NGです。
ニット選びでは「清潔感」「上品さ」「シルエット」の3つが重要
オフィスカジュアルでニットを着るなら、見た目から伝わる印象管理が欠かせません。ポイントはこの3つ。
■1. 清潔感
ニットは毛玉やヨレが出やすいため、常に手入れされた状態を保つことが大切。定期的なブラッシングや洗濯で、きれいな表面をキープしましょう。
■2. 上品さ
ビジネスの場にふさわしいニットは、素材と色味の選び方がポイントです。
ウールやカシミヤなど上質な素材を選ぶと、自然な艶と質感が生まれて洗練された印象に。
色はベーシックなネイビー・グレー・ベージュなどを基調にすると、落ち着きがあり信頼感を与えられます。
■3. シルエット
「きちんと感」を出すには、サイズ感と形が欠かせません。オーバーサイズすぎるとだらしなく見え、逆にタイトすぎると窮屈な印象に。
肩のラインが合っていて、程よく体に沿うシルエットを選ぶことで、スマートで仕事ができる印象に仕上がります。
オフィスカジュアルで避けたいNGニットの特徴
「オフィスカジュアルにニットはOK」と言われても、どんなニットでもいいわけではありません。
職場では「清潔感」や「きちんと感」が第一。
ここでは、TPOを誤ると印象を下げてしまうNGニットの特徴を3つ紹介します。
オーバーサイズ・ヨレヨレ・毛玉だらけのニット
カジュアルトレンドだからといって、オーバーサイズのだらしなく見える印象のニットはNG。
サイズが大きすぎると体のラインがぼやけて、「清潔感」より「ルーズ感」が強く出てしまいます。
また、首元・袖口がヨレヨレだったり、毛玉が目立つニットも要注意。
ビジネスシーンでは「細部まで整っている人」が好印象を得るもの。
鏡で一度チェックし、毛玉取りやアイロンでメンテナンスしてから着用しましょう。
見た目の小さな手入れが、ビジネスシーンでの信頼感を左右します。
派手すぎるカラー・デザイン・ロゴ入りニット
オフィスでは、華美すぎるファッション=自己主張が強い印象につながります。
原色・蛍光色・大きな柄・ブランドのロゴが目立つニットは避けましょう。
おすすめは、ネイビー・グレー・ベージュ・ホワイトなどのベーシックカラー。
控えめなトーンが、周囲に落ち着いた印象を与え、「知的」「上品」の印象をキープできます。
トレンドを取り入れたい場合は、さりげないリブや編み目の立体感で個性を表現するのが正解です。
透け感・深いVネックなどカジュアルを超える要素
オフィスでは「清潔」「誠実」「落ち着き」が重要なキーワード。
しかし、透け感のある素材や深すぎるVネックなどは、 プライベート感が強くなり、ビジネスの場には不向きです。
男性もVネックが深いとラフすぎる印象になるため注意が必要です。
オフィスでのニットは「ファッション」よりも「コミュニケーションツール」として考えることが大切。
相手に好感を与える控えめでスマートなデザインこそが、真の“オフィスカジュアル”です。
ニットを上手に着こなすポイントは、
①清潔な状態を保つ
②色味はベーシックに
③サイズはジャストフィット
この3つを意識するだけで、オフィスでの印象は格段にアップします。
好印象を与えるおすすめニット選びのコツ
オフィスカジュアルでの第一印象を左右する「ニット選び」。
カジュアルすぎず、品よく見せるためには素材・カラー・デザインのバランスが重要です。
ここでは、ビジネスシーンでも好印象を与えるニットを選ぶための具体的なポイントを紹介します。
素材選び|ウール・カシミア・ハイゲージがおすすめ
ニットの印象を決めるのは、まず素材の上質さ。
素材によって見た目の印象は大きく変わります。
ウールやカシミヤを使用したハイゲージニットなどの細かい編み目のものは、見た目に艶があり、オフィスでも清潔感と上品さを演出します。
ウール:保温性が高く、フォーマルにも対応。
カシミヤ:柔らかく、上質さが漂う高級素材。
ハイゲージは薄手でスッキリした印象を与えるためジャケットとの相性抜群。
安価なアクリル素材よりも、多少値が張っても上質な天然素材を選ぶことで、着る人の印象が格段にアップします。
カラー選び|ベーシックトーンで信頼感をプラス
オフィスでのニット選びで迷ったら、まずはベーシックカラーを選びましょう。
ホワイト・ネイビー・グレー・ベージュなどの落ち着いたトーンは、清潔感を保ちながら「信頼できる印象」を与えます。
特にビジネスシーンでは、派手すぎるカラーよりも落ち着いた色味を選ぶことで、取引先や同僚に安心感を与えられます。
差し色を入れたい場合は、インナーにシャツを重ねるなど、控えめにアクセントを効かせるのがポイント。
デザイン選び|クルーネック・Vネック・タートルの使い分け
ニットの襟元のデザインも印象を左右する重要な要素。
同じ素材でも、ネックの形によって見え方が大きく変わります。
■クルーネック :清潔感重視。シャツを重ねれば好感度抜群。
■Vネック:顔周りをすっきり見せる。ビジネスカジュアルに最適。
■モックネック :きちんと感とリラックス感が両立し、上品な印象を演出
■タートルネック:知的・上品な印象。寒い季節に活躍。
シーンや季節に合わせて使い分けることで、常に洗練された大人の着こなしを実現できます。
秋冬におすすめニットコーデ|上品で洗練された着こなし術
ニットコーデのなかでも、ハイゲージタートル × テーパードパンツ × ローファーの組み合わせは、シンプルなのに洗練された印象を与えてくれます。
ジャケットをさらりと羽織れば、オフィスや会議にも対応できるスマートスタイルに。
ビジネスから休日までシーンを選ばない万能な秋冬コーデで、周囲に好印象を残しましょう。
ハイゲージタートルで叶える“品よく暖かい秋冬スタイル
ハイゲージタートルは、程よいフィット感と滑らかな質感が魅力。
肌触りがよく、ジャケットを重ねてももたつかないので、ビジネスシーンにも最適です。
ブラックやチャコールグレーなどの**落ち着いたカラー**を選ぶことで、大人の品格をさらにアップ。
シンプルなデザインでも、ニットの質感とシルエットで差がつく着こなしを意識しましょう。
テーパードパンツ × ローファーで足元すっきり&知的な印象に
ボリュームのあるニットには、テーパードシルエットのパンツを合わせてバランス良く。
足首がほどよく見えることで、ローファーの存在が際立ち、清潔感と知的さを演出できます。
靴を黒やブラウンのレザーで揃えると、クラシックで上品な雰囲気にまとまり、ビジネスシーンにも安心。
シンプルながら完成度の高い「秋冬の定番スタイル」を楽しみましょう。
オフィスで上品にニットを着こなすためのメンテナンス術
寒い季節、ニットはオフィススタイルに欠かせないアイテム。しかし、毛玉や型崩れ、色褪せが目立つとせっかくの上品さは半減どころか不潔、だらしない印象を演出してしまいます。
ここでは、見た目も好印象を保ちながら長く愛用できるニットのメンテナンス術をご紹介します。
毛玉・シワ対策の基本
清潔感の決め手は「毛玉とシワのないニット」です。
毛玉は放置するとだらしない印象になりがちですが、毎回のケアで防げます。
■着用後は軽くブラッシングして摩擦でできた細かい毛玉を除去。柔らかい衣類用ブラシを使うのがポイント。
■毛玉ができた場合は、電動毛玉取りよりも専用の毛玉カットはさみで優しく取り除くと生地を傷めません。
■型崩れやシワを防ぐためには、ハンガー掛けよりも平置き干しがおすすめ。洗濯後の形を整えるだけで見栄えが変わります。
長持ちさせる洗い方・収納方法
ニットの寿命を左右するのは「洗い方」と「収納」。間違えると型崩れや縮みの原因になります。
■洗濯前には必ずネットに入れ、裏返しにすることで、表面の摩擦を軽減。
■洗剤は中性洗剤を選び、押し洗いまたはドライコースを使用。熱いお湯は縮みを招くため避けましょう。
■乾燥機は厳禁。平置きで陰干しすることで形をきれいに維持できます。
■収納時はハンガーではなく、たたんで通気性の良い場所で保管を。防虫剤を入れておけば、次のシーズンも安心です。
これらの方法を徹底することで、お気に入りのニットを何年も上品に着続けることが可能です。
いつ買い替えるべき?印象を保つための目安
ニットはメンテナンスしても、「見た目の清潔感」が損なわれたら買い替えのサインです。
以下の状態が見られたら検討しましょう。
- 毛玉が頻繁に発生し、取り除いても再び目立つ
- 袖口や襟まわりの伸びが戻らない
- 色がくすみ、全体に曇った印象になる
オフィスでは「清潔さ」と「信頼感」が第一印象を左右します。
古びたニットはプロフェッショナルな印象を損ねるため、毎シーズンの終わりに状態チェックを習慣化しましょう。
上手にメンテナンスし、必要なときに買い替えることで、上品で清潔感ある印象をずっとキープできます。
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オフィスで浮かないニット選びのポイント、避けるべきNG例をご紹介しました。
オフィスカジュアルでニットを取り入れたい人は参考にしてください。今回ご紹介した内容が皆様の参考になれば幸いです。






